bybit(バイビット)の追証・ロスカット計算・ゼロカットシステムをわかりやすく解説!

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bybit(バイビット)の追証・ロスカット計算・ゼロカットシステムをわかりやすく解説!

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bybit追証はある?
ロスカットのルールやリスクについて教えてほしい!

なんて考えたことはありませんか?

取引所を選ぶ際は「追証」「ロスカット」を基準にすることが多いですが、これらは取引の効率や安全性を左右する重要なポイントといっても過言ではありません。

しかし、言葉は聞いたことがあっても仕組みはよくわからない…という人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、bybitの追証やロスカットのルールについてわかりやすく解説していきます。

追加証拠金やゼロカットシステムについても解説しているので、この記事を読めば、bybitでより安全に取引ができるようになりますよ!

ざっくり言うと
  • bybitは追証がない
  • bybitの証拠金維持率は取引の種類、通貨ペアによって異なる
  • bybitのロスカットは「破産価格」という独自システムによって実施される
  • bybitではゼロカットシステムが採用されている
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追証・ロスカットにまつわる基本情報

bybit-追証-基本

bybitの追証・ロスカットを解説する前に、基本となる4つのシステムについて紹介します。

これらは、証拠金を必要とする取引で必ず出てくるシステムなので、事前にしっかりと理解しておきましょう。

覚えておくべき言葉
  • 追証
  • 証拠金維持率
  • ロスカット
  • ゼロカット

追証

追証とは、最初に預けた証拠金のほかに、追加で支払う証拠金のことを言います。

一般的に、証拠金維持率が一定の割合を下回った際はロスカットになりますが、追証を支払うことで証拠金維持率が一定以上となり、ロスカットを回避することが可能です。

ただし、追証は証拠金維持率が一定の割合を下回る毎に請求されるので、支払いが度重なればその分損をすることになります。

証拠金維持率

証拠金維持率とは、最初に預けた証拠金のうち、取引に必要となる純資産の割合を言います。

多くの取引所では、証拠金維持率をもとに追証の請求、ロスカットが実施されています。

ロスカット

ロスカットは、保有しているポジションが強制的に決済されるシステムのことです。

通常、証拠金維持率が一定を下回った際に追証が請求されますが、追証を払わず、証拠金維持率がさらに一定を下回った際にロスカットが実行されます。

MEMO

追証・証拠金維持率・ロスカットの基準は、各取引所によって異なります。

ゼロカットシステム

ゼロカットシステムは、資産を上回る損失が出ないようにするためのシステムです。

たとえば、相場が大幅に荒れた場合などはロスカットになるタイミングが遅れ、証拠金以上の損失が出てしまう可能性があります。

しかし、ゼロカットシステムを採用している取引所であれば、取引所が証拠金以上の損失を保証してくれるため、ユーザーは安心して取引することができるのです。

bybit(バイビット)は追証なし!

bybit-追証-追証

bybitは追証がありません。

bybitでは、損失が一定値を上回ると、そのままロスカットになる仕組みです。

最初に証拠金を預ければ、それ以上証拠金を請求されることはありません。

また、bybitでは自分で証拠金を追加することもできるので、ロスカットを回避することも可能です。

そのため、リスクを自分でコントロールしながら取引することができます。

bybit(バイビット)の証拠金

bybit-追証-証拠金維持率

bybitには2種類の証拠金があり、それぞれ意味合いが異なります。

bybitの証拠金
  • 必要証拠金
  • 維持証拠金

必要証拠金

必要証拠金は、レバレッジ取引で必要になる担保金のことです。

必要証拠金はレバレッジによって決まり、レバレッジが大きいほど必要証拠金の金額が低くなります。

必要証拠金の計算式は、USDT無期限契約とインバース型契約とで若干異なるので注意が必要です。

◆USDT無期限契約

必要証拠金 = 契約サイズ × 参入価格 ÷ レバレッジ

 

◆インバース型契約

必要証拠金 = 契約数量 ÷ 注文価格 × レバレッジ

また、注文時には往復取引手数料として0.075%が徴収されます。

維持証拠金

維持証拠金は、レバレッジを使用したポジションを保持するために必要な証拠金です。

維持証拠金はポジションの「維持証拠金率」によって計算され、決済時の取引手数料も含まれます。

インバース無期限契約の証拠金維持率は以下です。

通貨 証拠金維持率
BTCペア ポジション契約額の0.5%
それ以外 ポジション契約額の0.1%

また、USDT無期限契約の具体的な維持証拠金の計算方法は以下です。

注文価格 =  契約サイズ × 参入価格

維持証拠金 =  注文価格 × 維持証拠金率

bybit(バイビット)のロスカット計算

bybit-追証-ロスカット

bybitでは、「破産価格」という独自の基準によってロスカットが実施されます。

一般的な取引所では「証拠金維持率」が基準になっていますが、bybitは独自の方法でロスカットが決まるので注意しましょう。

破産価格の計算式は以下です。

USDT無期限契約のロスカット(分離マージン)

ロングポジション(買い)の場合

破産価格 = 参入価格 ×(1 – 必要証拠金率)

ショートポジション(売り)の場合

破産価格 = 参入価格 ×(1 + 必要証拠金率)

インバース型契約のロスカット (分離マージン)

ロングポジション(買い)の場合

平均参入価格 × (レバレッジ + 1)÷レバレッジ

ショートポジション(売り)の場合

平均参入価格 × (レバレッジ – 1)÷レバレッジ

インバース型契約のロスカット (クロスマージン)

ロングポジション(買い)の場合

(平均参入価格 ÷ 契約数)+(資金残高 – 注文証拠金)

÷1.00075×契約数

ショートポジション(売り)の場合

(平均参入価格 ÷ 契約数)+(資金残高 – 注文証拠金)

÷0.99925 × 契約数

bybit(バイビット)のロスカットを回避するためのポイント

<イラスト>bybit(バイビット)のロスカットを回避するためのポイント

強制ロスカットを回避するには、証拠金を追加することが重要です。

bybitには追証がありませんが、自分で証拠金を追加することはできるので、損失の大きさや証拠金残高を確認しつつ、上手に証拠金を追加しましょう。

証拠金を追加する方法
  1. 自動証拠金補充機能(AMR)を利用する
  2. 手動で補償金を追加する

自動証拠金補充機能(AMR)

自動証拠金補充機能は、ロスカットを回避するために証拠金を自動的に追加する機能です。

自動証拠金補充機能を有効にすると、証拠金が維持証拠金レベルに近づくたびに、使用可能残高から証拠金が補充されます。

また、補充される金額は「必要証拠金と同額」となり、変更することはできません。

そのため、利用可能残高が必要証拠金に満たない場合は、全ての残高が証拠金として補充されることになります。

自動証拠金補充機能(AMR)

自動証拠金補充機能の設定は、取引画面下部にある「ポジション」から簡単に行えます。

ちなみに、自動証拠金補充機能(AMR)が利用できるのは分離マージンモードのみです。

手動で証拠金を追加する方法

自動証拠金補充機能(AMR)

証拠金を手動で追加したい場合は、「ポジション証拠金」の部分にあるペンマークをクリックし、証拠金の数値を調整してください。

bybit(バイビット)のゼロカットシステム

bybit-追証-ゼロカット

bybitではゼロカットシステムを採用しているため、万が一ロスカットになってしまっても、損失が証拠金を上回ることはありません。

また、bybitのゼロカットシステムは「保険基金」「自動でレバレッジ(DA)」によって成り立ちます。

保険基金

保険基金とは、ユーザーが清算不可能な状況に陥った際、資金を保証するために利用される積立金のことです。

bybitでは、ロスカットによって損失が証拠金を上回ってしまった場合に、不利になった分の価格を保険基金で補填します。

自動デレバレッジ(DA)

不利になった分を補填するのに十分な保険基金がない場合は、反対売買方向の選択されたユーザーのポジションを自動的にデレバレッジすることで、不利になった分の価格を補填します。

その際は、全ユーザーの中で最もランキングの高いユーザーが優先的に選択され、デレバレッジの対象となります。

bybit(バイビット)の追証・ロスカット計算・ゼロカットシステム まとめ

bybit-追証-まとめ

bybitは追証がなく、ゼロカットシステムが採用されています。

そのため初心者はもちろん、最大100倍のハイレバレッジ取引も安心して楽しむことができるでしょう。

ただし、ロスカットになるとポジションが強制的に決済されてしまうため、破産価格を意識しながら取引することが大切です。

ちなみに、こういった指数はポジション画面を見れば一目で確認できるので、ぜひ活用してみてくださいね!

bybit追証・ロスカットのおさらい
  • bybitは追証がない
  • bybitの証拠金維持率は取引の種類、通貨ペアによって異なる
  • bybitのロスカットは「破産価格」によって実施される
  • bybitではゼロカットシステムが採用されているため、証拠金を超える損失が発生することはない
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