BINANCE(バイナンス)のAPIキー取得とPythonを使った連携方法を解説!

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BINANCE(バイナンス)のAPIキー取得とPythonを使った連携方法を解説!

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MXC★★★★☆
APIって聞いたことあるけど、一体どんな機能なの?
BINANCEの公式APIにはどんな機能がある?

なんて考えたことはありませんか?

BINANCEでは公式APIを公開しているため、別アプリでのデータ取得や自動トレードなど、さまざまな使い方ができます。

初心者にはややハードルが高いかもしれませんが、BINANCRのAPIは初心者にもわかりやすいように設計されているので、この機会にチャレンジしてみると良いでしょう。

そこで今回は、BINANCEの公式APIでできることや連携方法、実際の使い方についてご紹介します。

この記事を読めば、BINANCEのAPIをもっと手軽に使えるようになりるはずです!

ざっくり言うと
  • APIとはソフトウェアの機能を共有すること
  • BINANCEの公式APIでは、通常では利用できないオーダー分析自動トレードなどが利用できる
  • BINANCEには専用のAPIライブラリーがあるため、初心者でもチャレンジしやすい

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BINANCE最新情報

BINANCEは、2022年11月30日をもって日本居住者の新規口座開設を終了しています。今後はBinance Japanでのサービス提供となり、既存ユーザーはBinance Japanへの移行が必要です。

Binance Japanにて提供される暗号資産及びサービス】

取扱通貨 BTC/ETH/BCH/XRP/LTC/CHZ/SOL/
ETC/ADA/BNB/BAT/DAi/DOGE/TRX/
DOT/ENJ/MATIC/MKR/IOST/JASMY/
ONT/QTUM/SAND/XLM/XTZ/MEX/
LINK/ZIL/ALGO/ASTR/ATOM/AVAX/
AXS/SHIB
取引・サービス ・法定通貨(日本円)の入出金及び暗号資産の入出庫
・暗号資産取引所(現物取引)
・暗号資産販売所(コンバート)
・シンプル·アーン(貸暗号資産)
・自動購入(オート·インベスト)
・NFTマーケットプレイス
・API接続

なお、引き続き海外取引所を利用したい場合は、Bybitがおすすめです。

Bybitの評判・口コミは以下でチェックできます↓

bybit-評判-アイキャッチBybit(バイビット)はやばい?評判・口コミからわかるメリットとデメリットを徹底解説!

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BINANCEのサクラエクスチェンジビットコイン(SEBC)買収と、日本進出については、以下の記事を参考にしてください。

BINANCE日本人BINANCE(バイナンス)の日本人禁止はなぜ?日本法人の買収とアカウント移行について解説!

そもそもAPIとは

BINANCE -API-とは

APIとはApplication Programming Interface(アプリケーション・プログラミング・インターフェイス)」の略称で、ソフトウェアの機能をほかのソフトウェアと共有する仕組みのことをいいます。

仮想通貨取引においては、取引所のAPIを公開することでプログラムコードを一から書く必要がなくなり、効率的に開発を進めることが可能です。

身近なところでいうと、Googleマップが良い例でしょう。

Googleマップはさまざまなサービスに導入されていますが、各サービスの開発者が一からコードを書いたわけではなく、一般公開されているソースコードを使って開発されています。

つまり、BINANCEのAPIを使うことによって、通常では利用できないオーダーの仕方や分析、自動トレードなど、自分の思い通りに使うことができるのです。

BINANCE(バイナンス)の公開APIでできること

BINANCE -API-できること

BINANCEには、BINANCE上で閲覧できる情報を取得する「パブリックAPI」と、資産に関する情報を取得する「プライベートAPI」の2種類があります。

これにより、数多くの機能を利用することが可能です。

以下は、BINANCEのAPIで利用できる主要機能になります。

関数 内容 引数
get_all_tickers 全通貨ペアの市場価格を取得  ー
get_ticker 指定通貨ペアの24時間の価格変更の統計情報を取得 symbol
get_symbol_ticker 指定通貨ペアの市場価格を取得 symbol
get_orderbook_ticker 全通貨ペアの板情報を取得  ー
get_order_book 板情報を取得 symbol limit (MAX 1000)
get_recent_trades 最新の全約定履歴を取得 symbol limit (MAX 500)
create_order オーダーを入れる symbol side type quantity price
order_limit 指値オーダーを入れる symbol side quantity price
order_limit_buy 指値買いオーダーを入れる symbol quantity price
order_limit_buy 指値売りオーダーを入れる symbol quantity price
order_market_sell 成行オーダーを入れる symbol side quantity
order_market_sell 成行買いオーダーを入れる symbol quantity
order_market_sell 成行オ売りオーダーを入れる symbol quantity
get_all_orders 全アクティブオーダー情報を取得
get_open_orders 自分のアクティブオーダー情報を取得 symbol
cancel_order オーダーをキャンセルする symbol orderId
get_asset_balance 資産情報を取得 asset
get_symbol_info 通貨に関する情報を取得 symbol

例えば、BINANCEには成行のロスカット注文がありませんが、API機能を活用すれば成行のロスカット注文が可能となります。

BINANCE(バイナンス)APIキーの取得方法

<イラスト>BINANCE(バイナンス)APIキーの取得方法

BINANCEのAPI機能を利用するには、まずAPIキーを取得する必要があります。

STEP.1
API作成画面を開く

API1

ログイン後、画面右上にあるユーザーマークにカーソルを合わせ、出てきたメニューから「API Management」を選択します。

STEP.2
APIの作成

API2

「Create API」をクリック。

API3

APIキーのタイプを選択し「Next」をクリックします。

STEP.3
セキュリティ検証

API4

新しく作成するAPIキーの名前(任意)を入力し、「Next」をクリックします。

STEP.4
二段階認証

API

Google Authenticatorアプリの認証コードを入力し、「Submit」をクリックしてください。

STEP.5
APIキーとシークレットキーを控える

API87

APIキーとシークレットキーが表示されるので、忘れないようにメモに控えてください。

権限の設定は、デフォルトでは「読み込みのみ」にチェックが入っています。

 

その他にAPIを使って操作したい項目があればチェックを入れましょう。

BINANCE(バイナンス)APIライブラリーのインストール

BINANCE -API-連携手順

ここからは、BINANCEのAPIキーを活用する手順についてご紹介していきます。

公式ライブラリーとはソースコードのようなもので、これを自分のパソコンにインストールするイメージです。

ややハードルが高めですが、ぜひチャレンジしてみてください。

STEP.1
ターミナルを開く

BINANCE -API-連携7

ターミナルとはコマンドを打ち込む画面のことで、Macでは「ターミナル」、 Windowsでは「コマンドプロント」と呼ばれています。

STEP.2
コマンドを打ち込む

BINANCE -API-連携8

ターミナルを開いたら、「$ 」の後に続いて「pip install python-binance」と打ち込みましょう。

するとコマンドが動き、公式APIライブラリーのインストールが完了します。

$ pip install python-binance

STEP.3
公式APIライブラリーのインポート

以下のコードを入力し、APIコードを書いていきます。

「from binance.client import Client 」

BINANCE(バイナンス)APIの自動売買で使用するPython基本コード

BINANCE -API-使ってみよう

APIで使用するPythonの基本コードは以下です。

Pythonのコード
  • 基本コード
  • 価格取得
  • 資産取得

基本コード

基本的には、コードが書ければどのエディターを使っても問題ありません。

また、青字の部分は自分で入力する必要があります。

<ファイル名>

from binance.client import Client

<API名>

class BinanceAPI:

<APIキー>

 def __init__(self):

        API_KEY = ‘BINANCEで取得したAPIキー

        API_SECRET = ‘BINANCEで取得したシークレットコード

<Client作成>

        self.client = Client(API_KEY, API_SECRET)

価格取得

価格情報を表示させるコードは以下です。

ここでは、例としてBTCETHの価格情報を確認してみます。

from binance.client import Client

 

class BinanceAPI:

 

  def __init__(self):

        API_KEY = ‘BINANCEで取得したAPIキー

        API_SECRET = ‘BINANCEで取得したシークレットコード

 

        self.client = Client(API_KEY, API_SECRET)

 

    def get_ticker(self, pair):

        try:

            value = self.client.get_ticker(symbol=pair)

            return value

        except Exception as e:

            print(‘Exception Messege : {}’.format(e))

            return None

 

def main():

binance_set = BinanceAPI()

 

    ticker = binance_set.get_ticker(‘BTCETH‘)

    print(ticker[‘lastPrice’])

 

if __name__ == ‘__main__’:

    main()

すると以下のような情報が返ってくるので、各項目を確認します。

{

    “highPrice”: 過去24時間以内の最高値,

    “count”: その時の数値,

    “priceChange”: 過去24時間の価格変化(lastPrice – openPrice),

    “quoteVolume”: “その時の数値”,

    “lastId”: その時の数値,

    “bidPrice”: 買い注文の最安値,

    “openTime”: 日時(始値),

    “prevClosePrice”: 前足の最終価格(終値),

    “lastQty”: 最後の取引の数量,

    “askQty”: 売り注文の最安値の数量,

    “askPrice”: 売り注文の最安値,

    “openPrice”: 開始の価格(始値),

    “symbol”: 通貨ペア”BTCUSDT”,

    “volume”: 過去24時間の出来高,

    “weightedAvgPrice”: “その時の数値”,

    “firstId”: その時の数値,

    “closeTime”: 日時(終値),

    “lastPrice”: 最終の価格(終値),

    “priceChangePercent”: 過去24時間の価格変化率,

    “lowPrice”: 過去24時間以内の最安値,

    “bidQty”: 買い注文の最安値の数量

}

資産取得

資産状況を確認するコードは以下です。

ここでは、例としてBTCの資産状況を確認してみます。

from binance.client import Client

 

class BinanceAPI:

 

  def __init__(self):

        API_KEY = ‘BINANCEで取得したAPIキー

        API_SECRET = ‘BINANCEで取得したシークレットコード

 

        self.client = Client(API_KEY, API_SECRET)

 

    def get_asset(self, symbol):

        try:

            value = self.client.get_asset_balance(asset=symbol)

            return value

        except Exception as e:

            print(‘Exception Messege : {}’.format(e))

            return None

 

def main():

    binance_set = BinanceAPI()

 

    asset_dict = prv_set.get_asset(‘BTC’)

    print(asset_dict[‘free’])

 

if __name__ == ‘__main__’:

    main()

すると以下のような情報が返ってくるので、内容を確認します。

{

    “locked”: 注文等でロックされている数量,

    “free”: 利用可能な数量,

    “asset”: 通貨

}

BINANCE(バイナンス)のAPIキーを他社ツールに連携させる方法

<イラスト>BINANCE(バイナンス)のAPIを既存サービスに連携させる方法

最近では、仮想通貨取引所とAPI連携できるサービスも増えてきましたよね。

既存サービスとの連携であれば公式APIライブラリーをインストールする必要もありませんし、プログラミングの知識がなくてもまったく問題ありません。

今回は仮想通貨の自動売買ツール、「CRYPTACT」と連携させる方法をご紹介します。

STEP.1
CRYPTACTへログイン

API連携

CoinTraderの公式サイトへアクセスし、サインインをします。

*初めて利用する場合は、事前にアカウント作成が必要です。

STEP.2
API連携画面の表示

API連携2

画面左側のメニューで「取引履歴一覧」を選択し、画面右上の「取引履歴追加」をクリックしてください。

API連携3

続いて「API連携」を選択。

STEP.3
連携する取引所を選択

連携3

取引所一覧の中から「BINANCE」を選択します。

STEP.4
APIキーの入力

APIキーAPIシークレットキーを入力し、「送信」をクリック。

取引履歴一覧に戻るとBINANCEとの連携が反映されているので、早速取引を始めていきましょう。

BINANCE(バイナンス)のAPIキー取得とPythonを使った連携方法 まとめ

BINANCE -API-まとめ

APIを使うとソフトウェアの機能を共有することができます。

そのため、BINANCEのAPIを使えば、通常では利用できないオーダーの仕方や分析、自動トレードなど、自分の思い通りに使うことができるのです。

プログラミング言語を使うためそれなりの知識が必要にはなりますが、BINANCEの場合は専用のライブラリーが用意されているため、初心者でもチャレンジしやすいといえます。

また、既存サービスならもっと手軽にAPI連携ができるので、気になる人はぜひこの機会にチャレンジしてみてください!

BINANCEのAPIおさらい
  • BINANCEのAPIを使うと、仮想通貨取引をもっと自己流にアレンジできる
  • BINANCEのAPI連携はシンプルで簡単
  • Pythonの基本コードも公開されているので、コピペだけで使うことも可能
  • 専用ライブラリーもあってAPI初心者にも最適
BINANCE空売りBINANCE(バイナンス)空売りの仕組みとやり方を徹底解説!BINANCE(バイナンス)の公式サイトはこちら

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