現在、BitMEXは日本居住者からのアクセスを制限しているため、新規口座開設ができません。また既存ユーザーにおいても、新規注文およびポジションの拡大ができませんのでご注意ください。
VPNやプロキシを使用すればBitMEXを利用することは可能ですが、セキュリティや出金拒否のリスクがあるため、とても安全とはいえません。
BitMEX(ビットメックス)の規制内容と回避方法をわかりやすく解説!また、世界トップクラスの人気を誇る「BINANCE(バイナンス)」も稼ぎやすい取引所となっています。
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評価項目 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 |
レバレッジ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
スプレッド | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
手数料 | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
サーバー | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
日本語対応 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
★★★★☆ |
とお悩みではありませんか?
BitMEXは世界トップクラスの人気を誇る取引所なので、誰しも一度は使ってみたいと思うことでしょう。
しかし、BitMEXは海外取引所なので、国内取引所とは使い方が若干異なります。
そこで今回は、BitMEXでの買い方についてわかりやすく解説していきたいと思います。
実際の手順を画像付きで解説しているので、この記事を読めば初心者でも賢く取引することができますよ!
- BitMEXの注文方法は全部で7通り
- 初心者は「指値注文」と「ストップ指値注文」の2種類を理解しておけば十分!
- 購入後であっても「証拠金の増減」や「レバレッジの変更」が可能
- 最初はデモ口座で練習するのがおすすめ
- メイカー注文でリベートをもらうのがポイント!
- ただし、Funding手数料には要注意
目次
BitMEX(ビットメックス)での買い方
BitMEXには7種類の注文方法があります。
とはいえ、主に使用するのは「指値注文」と「ストップ指値注文」の2つになるので、いきなり全部覚える必要はありません。
できれば「成行注文」も活用したいところですが、BitMEXの場合、成行だとテイカー手数料が発生するため、でできるだけ使いたくないのが正直なところです。
- 成行
- 指値
- ストップ成行
- ストップ指値
- トレイリングストップ
- 利食い指値
- 利食い成行
また、おすすめの注文手順は以下になります。
指値で買い(もしくは売り)注文
↓
ストップ指値で損切注文を入れておく
↓
指値で利確注文を入れておく
この買い方はトレンドに乗る順張りの注文方法です。
また、参入時にあえて「ストップ指値」を使うことで、トレンド転換期を狙う逆張りという手法もあります。
ただし、初心者のうちは逆張りよりも順張りの方が成功率が高いので、最初は基本的に順張りでいきましょう。
指値注文
「指値」は価格を指定する注文方法です。
買い注文の場合、指定した価格(指値)以下になると買い注文が入り、売り注文の場合は、指定した価格(指値)以上になると売り注文が入ります。
今回の手順例では「買い」から入っています。
発注パネルで注文方法に「指値」を選びます。
購入数量と指値価格を入力し、「買い/ロング」をクリックします。
「Post-Only」にチェックを入れておくと、テイカーで約定してしまうことなく必ずオーダーブックに注文が載りメイカーとなることができます。
テイカーだと手数料支払いが発生し、メイカーだと受け取ることができるので、極力「Post-Only」にチェックを入れておくようにしましょう。
確認画面が表示されます。
邪魔でしたら右下の「以後、表示を希望しません」にチェックを入れておけば、「買い/ロング」ボタンをクリックしてすぐに発注することができます。
注文が入ると、下部の「アクティブな注文」に掲載されます。
約定前であれば右の「キャンセル」をクリックすれば注文の取り消しもできます。
また指値価格や注文数量など、注文内容の変更も可能です。
価格が指値価格の8121USDとなりましたので無事に約定しました。
約定すると「ポジション」に掲載されます。
ストップ指値注文
この価格まで下がると損切りするというラインを事前に決めておき、その決済注文をストップ注文でいれておきます。
ストップ注文には、トリガ価格に達すると成行注文をいれる「ストップ成行」と、トリガ価格に達すると指値注文をいれる「ストップ指値」があります。
手数料のことを考えると「ストップ指値」を使いたいですが、ストップ指値の場合、一旦トリガ価格に達して注文が有効になった後、再度、指値価格まで戻らないと約定しません。
ストップ成行の場合
ストップ成行の場合、ストップ価格(トリガ価格)まで下がった時点で、成行注文が有効になるので、ほぼ損切りライン付近ですぐに決済します。
ストップ指値の場合
一方、ストップ指値の場合、一旦ストップ価格(トリガ価格)に達した時点でストップ注文が有効になり、指値価格に戻した時点で決済します。
通常、相場下降時でも上がったり下がったりを繰り返しながら下落していくので、基本的には問題ないですが、一気に暴落するような急変時にはストップ指値だと機能しない場合があります。
ですので、手数料は仕方ないとして「ストップ成行」で損切り注文を入れておくか、基本は「ストップ指値」で入れておき、急変時に備えてさらに下のラインに「ストップ成行」でも注文を入れておくのがいいでしょう。
ただし損切り注文を2つ入れた状態で一方が約定した場合、もう一方を手動で取り消ししておかないと、その注文も通ってしまう可能性があります。
すると、ポジションを新たに保有してしまうので注意しましょう。
ストップ指値で損切り注文を入れる
発注パネルの右上の逆三角アイコンをクリックすると、「ストップ指値」が出てきます。
数量には現在のポジションの数量を入力します。
保有ポジション数量よりも少なく入力すれば一部のみ決済することとなります。
「ストップ価格」に入力した価格まで下げた時点で発注され、「指値」に入力した価格まで上がった場合に約定します。
「Post-Only」にチェックを入れておきます。
他の項目は初期設定のままでOKです。
入力できれば「売ストップ」をクリックします。
指値で利確注文を入れる
損切りの反対に利確注文も入れておきましょう。
BitMEXには「利食い注文」というストップ注文と逆の動きをする利確用の注文タイプも用意されていますが、基本的には普通の指値で十分でしょう。
「指値」の注文手順は参入時で説明済みなので省略します。
参入時と同数量で反対売買をすれば決済注文となります。
BitMEX(ビットメックス)の注文変更
約定前の注文に対して、取引数量や指値価格の変更ができます。
また保有ポジションに対しても、レバレッジの変更や証拠金の増減が可能です。
レバレッジ変更
取引時だけでなく、ポジション保有後でもレバレッジの変更は自由にできます。
また、クロスマージンと分離マージンの変更も可能です。
「クロス」と書いてある所が少し青い丸で大きくなっています。
ここが現在のレバレッジ設定です。
「1x」の所の白い丸をクリックすると、レバレッジが1倍(分離マージン)に変更されます。
レバレッジ変更に伴って、精算価格(ロスカット価格)が上がったことが分かると思います。
白いバーの一番右側のチェックボックスをクリックすれば、手動で数字を入力することも可能です。
証拠金の増減
分離マージンの場合、証拠金の金額は必要な分のみ自動で設定されますが、後から証拠金を増減できます。
ポジションのタブを開くと、保有中のポジションの現在の証拠金とレバレッジが表示されています。
証拠金の数字部分をクリックすると、「ポジション証拠金を追加/削除」の画面が開きます。
ここで証拠金を増減できます。
今回は0.1XBT分の証拠金を追加してみます。
レバレッジは5倍のまま、0.0267XBTから0.1267XBTに証拠金が増えました。
証拠金が増えたことによって証拠金維持率が上がり、ロスカットラインが低くなっていることが分かります。
BitMEX(ビットメックス)の買い方5つのポイント
BitMEXでの買い方は、実際自分でやってみると意外と簡単です。
ですが、安易に取引をしてしまうと損をする可能性が高いので、ここでは賢く取引するためのポイントについてご紹介します。
- まずはデモ口座で練習しよう
- メイカーになってリベートを受け取ろう
- ファンディング手数料に注意しよう
- 事前にシミュレーションをして、利確と損切りの価格を決めよう
- 高機能チャートを使いこなそう
ポイント1:まずはデモ口座で練習しよう
初心者の方は、まずBitMEXのデモ口座で操作や注文方法、レバレッジの設定などの練習をしてから本番を始めるのがおすすめです。
デモ口座では架空のビットコインを使い、本番とほぼ同じ環境でBitMEXの取引の練習ができます。
ポイント2:メイカーになってリベートを受け取ろう
BitMEXのXBT / USD取引では、テイカーだと0.075%の手数料がかかりますが、メイカーだと反対に0.025%のリベートを受け取ることができます。
手数料はレバレッジのかかった後の数量に対してかかってくるので、見た目のパーセンテージは低いですが、100倍などのハイレバレッジで取引すると、なかなか大きな数値となってきます。
証拠金に対する実質的なパーセンテージで考えると、レバレッジ100倍だと往復でテイカーだと実質15%にもなるんです。
ですので、基本的にテイカーではなくメイカーになるようにしましょう。
また、成行で取引すれば確実にテイカーになってしまいますし、指値でもオーダーブックと指値によってはテイカーになってしまうこともあります。
確実にメイカーになるには、発注の際に「Post-Only」にチェックを入れるようにしましょう。
「Post-Only」は発注パネルの左下にあります。
上図のようにチェックを入れておけば、必ずオーダーブックに注文が掲載され、メイカーになることができます。
ポイント3:Funding(ファンディング)手数料に注意しよう
BitMEXのXBT / USD取引ではFunding(ファンディング)と呼ばれる手数料がかかります。
Fundingとはスワップポイントのようなものです。
ただし、BitMEXのFundingは1日3回8時間ごとに発生するします。
Fundingは日本時間の5:00、13:00、21:00に発生し、-0.375%~0.375%の間で変動します。
また、そのときのFundingレートがプラスかマイナスか、保有しているポジションが買いか売りかによって、Fundingを受け取るか支払うかが変わってきます。
ポジション / レート | プラス | マイナス |
---|---|---|
ロング(買い) | 支払う | 受け取る |
ショート(売り) | 受け取る | 支払う |
Fundingは保有しているポジションのXBT数量に対してかかってくるので、ハイレバレッジで取引しているほどFundingも大きくなります。
Fundingは「契約の詳細パネル」の資金調達の欄で確認でき、次のFundingまでの時間や利率なども表示されます。
ポイント4:事前にシミュレーションをして、利確と損切りの価格を決めよう
ビットコインFXの世界で長く生き残るためには、市場に参入する前に、利確ラインや損切りラインをしっかり決めておくことが重要です。
そのための計算ツールがBitMEXには用意されています。
計算ツールは発注パネル右上の電卓アイコンをクリックすると起動させることができます。
利益/損失ツール
ロングかショートかを選択し、数量、参入価格、出口価格、レバレッジを設定すれば、利益/損失、ROEを出してくれます。
目標価格ツール
ロングかショートかを選択し、レバレッジと参入価格、目標のROEを入力すれば、いくらで決済(利確)すればいいかが計算できます。
精算価格ツール
クロスマージンの場合、ウォレット内の全額を証拠金として使うので、それを元にしたロスカットラインを出してくれます。
分離マージンの場合、レバレッジも入力すれば、それを元にしたロスカットラインを出してくれます。
ポイント5:高機能チャートを使いこなそう
BitMEXのチャートはTradingViewを採用しいるため、高度なテクニカル分析が可能です。
1分~1ヶ月と幅広い時間足での表示に対応しており、ライン引きやフィボナッチツールといった描画ツールも充実しています。
表示できるインジケーターは76種類となっています。
とはいえ実際によく使うインジケーターは「トレンドライン」「MACD」「RSI」「ボリンジャーバンド」くらいで十分。
全部を使う必要はないですが、これだけ高機能だと他の取引所を使う際にも無料のトレーディングツールとして活用できますよ!
BitMEX(ビットメックス)買い方のまとめ
以上、BitMEXの買い方を解説しました。
なんとなく上がるかも下がるかもという感覚で100倍のハイレバレッジで取引を始めると、すぐに証拠金を全額失うことになります。
まずは分離マージン2~3倍程度のレバレッジから始め、売買を始める前に計算ツールでしっかりとシミュレーションして、利確価格と損切り価格を決めてから取引するようにしましょう。
- 主に使用する注文方法は「指値注文」と「ストップ指値注文」
- 成行注文はテイカー手数料がかかるため、できるだけ使わないのがおすすめ
- 購入前は、あらかじめ「損切り価格」と「利確価格」を決めておくこと
- ハイレバレッジは手数料も高額になるため、まずは少ないレバレッジから始めよう
- BitMEXの高度なテクニカルツールを使いこそう!