現在、BitMEXは日本居住者からのアクセスを制限しているため、新規口座開設ができません。また既存ユーザーにおいても、新規注文およびポジションの拡大ができませんのでご注意ください。
VPNやプロキシを使用すればBitMEXを利用することは可能ですが、セキュリティや出金拒否のリスクがあるため、とても安全とはいえません。
BitMEX(ビットメックス)の規制内容と回避方法をわかりやすく解説!また、世界トップクラスの人気を誇る「BINANCE(バイナンス)」も稼ぎやすい取引所となっています。
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評価項目 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 |
レバレッジ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
スプレッド | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
手数料 | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
サーバー | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
日本語対応 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
★★★★☆ |
なんてお考えではありませんか?
通常であれば手数料は「取られるもの」ですが、BitMEXでは手数料を使って利益を得ることが可能です。
また、海外取引所の手数料は複雑そうなイメージがありますが、一度理解してしまえば意外とシンプルだといえます。
そこで今回は、BitMEXの手数料と手数料を使った稼ぎ方について解説していきます。
この記事を読めば、BitMEXの手数料はもちろん、賢い運用方法までしっかりと理解することができますよ!
- BitMEXは最大100倍のレバレッジがかけられる日本語対応の取引所
- BitMEXでかかる手数料は、主にTaker手数料・Maker手数料・Funding手数料・決済手数料の4種類!
- Funding手数料を上手く使えば稼ぐことも可能
- 手数料負けしないためにも、損益計算をしながら取引するのが重要
目次
BitMEX(ビットメックス)の手数料
BitMEXの主な手数料は、以下の4種類です。
- Maker手数料
- Taker手数料
- Funding手数料(資金調達手数料)
- 決済手数料
Maker(メイカー)手数料
Makerとは指値注文です。
指値注文とは、ユーザーが買いたい、または売りたい価格を指定して発注する注文方法です。
BitMEXでは、maker(メイカー)手数料はすべてマイナスとなっており、リベートをもらうことができます。
Taker(テイカー)手数料
Takerとは成行注文です。
成行注文とは、ユーザーが買いたい、または売りたい価格を決めずに、すぐに取引を成立させることを優先した注文方法です。
BitMEXのTaker手数料は0.075%〜0.25%となっており、取引通貨によって異なります。
Funding手数料(資金調達手数料)
Funding手数料は、満期がない「無期限契約」の取引のみに発生する手数料です。
現物価格と無期限契約の価格乖離を抑制することを目的に課せられます。
手数料と言えば通常は取引所に支払うものですね。
しかし、資金調達手数料はそうではなく、通貨の買い手と売り手の間で支払いと受け取りが行われます。
通貨によって手数料は異なり、-0.0100%~0.0170%の範囲で決定されます。
決済手数料
決済手数料は、先物契約でポジションを清算した場合にかかります。
BitMEXでは決済手数料として0.0500%が設けられていますが、決済手数料がかかるのはビットコイン(XBT)のみとなっており、他の通貨に関しては無料です。
BitMEX(ビットメックス)取引ごとの手数料
BitMEXにはさまざまな取引方法があり、その時の状況や好みに合わせて選ぶことが可能です。
ただ、どの取引を利用するかによって手数料が変わってくるので、それぞれの手数料について見ていきましょう。
- 無期限契約取引
- 先物取引
- 非表示/アイスバーグ注文
無期限契約取引
無期限契約取引は満期が無い点が特徴で、好きな期間だけポジションを保有することができる取引です。
「ロングの資金調達」と「ショートの資金調達」は、「資金調達手数料の変動幅の上限と下限」と考えるとイメージしやすいでしょう。
銘柄 | レバレッジ | Maker | Taker | 資金調達 | 頻度 |
ETH | 50× | -0.0250% | 0.0750% | ロング:0.1075% ショート:-0.1075% |
8時間 |
XBT | 100× | -0.0250% | 0.0750% | ロング:0.0100% ショート:-0.0100% |
8時間 |
XRP | 50× | -0.0250% | 0.0750% | ロング:0.0170% ショート:-0.0170% |
8時間 |
先物取引
先物取引は満期があり、予め定められた期日までに必ず決済されます。
期日到来を前に決済することも可能です。
銘柄 | レバレッジ | Maker | Taker | 決済手数料 |
BCH | 20x | -0.0500% | 0.2500% | 0.0000% |
EOS | 20x | -0.0500% | 0.2500% | 0.0000% |
ETH | 50× | -0.0500% | 0.2500% | 0.0000% |
ADA | 20x | -0.0500% | 0.2500% | 0.0000% |
TRX | 20x | -0.0500% | 0.2500% | 0.0000% |
XBT | 100x | -0.0250% | 0.0750% | 0.0500% |
LTC | 33.33x | -0.0500% | 0.2500% | 0.0000% |
XRP | 20x | -0.0500% | 0.2500% | 0.0000% |
非表示/アイスバーグ注文
非表示注文は、 オーダーブックに自分の注文を表示させないようにする注文方法です。
これにより、自身の注文を意識させることなく、約定しやすい状態を作ることができます。
アイスバーグ注文は、1つの注文を分割し小分けに注文するという方法です。
いずれも、すべての注文にTaker手数料として0.075%がかかります。
BitMEX(ビットメックス)の手数料で稼ぐ方法
通常ならば、手数料は取引や入出金をするたびにかかるなものですね。
しかし、BitMEXではFunding(ファンディング/資金調達)の仕組みを利用して、手数料で稼げます。
どういう仕組みなのかを説明して行きましょう。
ファンディング(資金調達)とは?
満期がない無期限契約の仕組みの一つに、Fundingがあります。
Fundingは、無期限契約で取引される通貨価格が現物価格と乖離するのを防ぐための仕組みです。
その際、バロメーターになるのが「資金調達率」というレート。
表のように、資金調達率がプラスかマイナスかによって、手数料を支払う側と受け取る側が決まります。
ロング | ショート | |
資金調達率が+ | 支払う | もらう |
資金調達率が− | もらう | 支払う |
資金調達率がプラスの場合、無期限契約で取引される通貨価格が現物価格を上回っている状態です。
買い手に手数料支払い義務を負わせることで買いを抑制させ、現物価格との価格差拡大を防ぐ効果があります。
逆に売り手は手数料を貰えることで、売り手が増加して現物価格との価格差縮小につながる、という仕組みです。
資金調達率がマイナスの場合は、無期限契約で取引される通貨価格が現物価格を下回っている状態で、同様に価格差を縮小させる効果があります。
なお、この資金調達は1日3回、以下のタイミングで実施されます。
Funding手数料 | 発生時刻(日本時間) |
ポジション価額 × 資金調達率 | 5時・13時・21時 |
それぞれの時間を迎えた時点でポジションを保有している場合に資金調達手数料が発生します。
Fundingの時間が到来する前に決済した場合は、資金調達手数料は発生しません。
Fundingのタイミングを見計らって稼ぐ
Fundingのタイミングをうまく見計らって取引すれば、手数料で稼ぐことができます。
下記は、実際のBitMEXの取引画面に表示される資金調達率の予想数値です。
赤枠には「資金調達率 0.0024% 7時間後」と表記されています。
資金調達率がプラスの場合、無期限契約で取引される通貨価格が現物価格を上回っている状態です。
つまり、買い手が売り手に手数料を支払うことになりますので、手数料を受け取れる売りのポジションを作ります。
確率を上げる方法
しかし、Fundingの時間まで残り7時間ありますので、値動き次第では資金調達率がマイナスに転換するかも知れません。
そこで、より確率を上げるためにFundingの直前に資金調達率を見てポジションを取ります。
可能ならばギリギリ1分~2分前に、プラスかマイナスかを見てからポジションを取ると良いでしょう。
Funding直前にポジションを取ることで、プラスからマイナスに、あるいはマイナスからプラスに転換する可能性が減り、確率を上げることができます。
値動きを把握することがポイント!
手数料を効率よく稼ぐために、資金調達手数料の履歴を確認しましょう。
資金調達手数料の履歴は、BitMEXのホームページで確認できます。
こうして見ると、資金調達手数料が続けてマイナスで推移していることが分かります。
傾向としては、一度プラスに転換するとその後もプラスで推移し、マイナスに転換するとその後もマイナスで推移するようです。
XBTUSDでは「-0.0100%~0.0100%」の範囲で決定されますが、資金調達率が高い場合に限定してポジションを取るとさらに稼ぎやすくなるでしょう。
botを使って効率よく稼ぐこともできる
botを使えば、効率よく稼ぐこともできます。
botとは「robot」の略で、自動で売買をしてくれるツールです。
botを使うメリットは、値動きを気にする必要なく、自動で取引をしてくれること。
BitMEXでは自動売買bot作成に必要なAPIをオープンに提供していますので、誰でも自動売買botを組むことができます。
また、製品化されてすぐに使える自動売買botも販売されています。
いろいろなトレードタイプに応じて販売されていますので、チェックしてみましょう。
BitMEX(ビットメックス)の損益計算方法
BitMEXは損益計算方法も他の取引所と異なります。
手数料で稼ぐ上では、仕組み、計算方法を理解しておきましょう。
難解に感じるかも知れませんが、分かりやすく説明していきます。
BitMEXの損益計算式
BitMEXの損益計算方法を見ていきます。
他の取引所より煩雑な計算方法ですが、取引する上で抑えて欲しいポイントに絞って分かりやすく説明して行きます。
損益計算の上で必要なのは下記の3点です。
- ポジション価額
- 資金調達額(資金調達手数料)
- 取引による損益
一つずつ見ていきましょう。
ポジション価額
「価額」という言葉は、「特定物の金銭的価値」を意味します。
「一般的な物の金銭的価値」を意味する「価格」ではなく「価額」を使っているのは、BitMEXの中だけで有効な特定物の金銭的価値を表すからです。
このような式でポジション価額は求められます。
ポジション数量×1USD×1/取引価格=ポジション価額
「ポジション数量」はポジションを持った枚数、「取引価格」はポジションを持った価格です。
BitMEXの資金調達額が、レバレッジをかけた証拠金額を元にするのではなく、名目元本に基づいて算出されるためです。
資金調達額(資金調達手数料)
「資金調達額」は次の式で求められます。
ポジション価額 × 資金調達率 = 資金調達額(資金調達手数料)
1日に3度あるファンディングのタイミングをまたいで保有した場合に入る手数料の計算式です。
計算式で求めた結果とファンディングのタイミングを迎えた時の資金調達率を、数式に当てはめます。
資金調達額がプラスとマイナスの場合の関係性はこうです。
資金調達額 | 支払い |
---|---|
プラス | 買い手が売り手に支払う |
マイナス | 売り手が買い手に支払う |
資金調達額の値がプラスならば買い手が売り手に対して、マイナスならば売り手が買い手に対して支払います。
取引による損益
「取引による損益」は次の式で求められます。
ポジション数量 × 1USD × (1/XBT購入価格-1/XBT売却価格) = 損益
次のファンディングのタイミングを待たずに、ポジションを決済した場合の損益計算方法です。
ポジションを作ったときと決済した時の価格差の逆数に、ポジション数量をかけて計算します。
売りポジションを持った時は、売却価格と購入価格の位置を逆にして計算します。
取引手数料の確認方法
取引によって発生した手数料の確認方法を見ていきます。
取引ごとの損益を確認して、狙い通りにいっているか確認することは必須です。
意に反して損失が出ている場合や狙い通りの利益が出ていない場合は、取引の進め方を見直しましょう。
画面上部の「アカウント」を選択し、左側メニューから「取引履歴」をクリック。
BitMEX(ビットメックス)手数料のまとめ
BItMEXと言えば、ハイレバレッジでリスクが高いというイメージが先行しがちですが、手数料で稼ぐという新しい選択肢を与えてくれる取引所です。
現物取引とは違いレバレッジ取引専用とういことで、仕組みが複雑で取引するにはハードルが高いと感じてしまうかもしれません。
しかし、抑えるべきところを抑えれば、あとは慣れです!
「手数料で稼ぐ」という新しい選択肢を、BitMEXで手に入れましょう。
- BitMEXの手数料はやや複雑だが、しっかり理解すれば効率的に稼げる!
- 押さえるべきポイントは「Maker注文」と「Funding手数料」
- ただし手数料が複雑ゆえ、手数料負けには要注意!
- BitMEXを安全に利用するためにも、損益計算をしながら取引するのがおすすめ