なんてお考えではありませんか?
FX取引では、通貨間の異なる金利差を埋めるための金利調整分としてスワップポイントが存在します。
しかし、海外FX事業者のなかにはスワップポイントがないスワップフリー口座があるところも少なくありません。
そこで今回は、海外FXのスワップフリーをはじめ、メリットデメリット、スワップフリー口座のあるおすすめ海外FX事業者をご紹介します。
この記事を読めば、海外FXのスワップフリー口座で賢く取引することができますよ!
- スワップフリーとはスワップが付与されないこと
- マイナススワップを気にせず取引できる
- 事業者間の両建てが有利になる
- ただし、事業者間の両建てを禁止している事業者は多い
- 対象銘柄や条件は海外FX事業者によって異なる
目次
海外FXのスワップフリー
スワップフリーとは、スワップポイントやマイナススワップが付与されないことをいいます。
海外FXにはスワップフリー口座がある事業者も多く、マイナススワップの通貨ペアも気軽に取引することが可能です。
本来、スワップフリー口座はイスラム圏のユーザー向けに作られたもので、現在はイスラム口座とスワップフリー口座の2つに分かれています。
イスラム口座とは
イスラム口座とは、イスラム圏のユーザーを対象とした口座です。
イスラム教では、配当金や金利収入を得る行為がタブーとされているため、海外FXではスワップが一切発生しないイスラム口座が用意されています。
イスラム口座とスワップフリー口座は基本的に同じものですが、イスラム圏以外の人はイスラム口座を使用することができません。

海外FXのスワップフリーのメリット・デメリット
スワップフリーはリスク回避の点ではメリットとなりますが、規約違反を起こしやすいというデメリットもあるので注意が必要です。
- スワップフリーのメリット
- スワップフリーのデメリット
スワップフリーのメリット
スワップポイントは、通貨ペアによっては大きな金利収入となりますが、マイナススワップのポジションをとってしまうと大きな損失につながってしまいます。
例えば、国内FXにはスワップフリー口座がないので、USDJPYペアで1lotの取引をすると1日で2,000円以上のマイナススワップが発生します。
一方、海外FXのスワップフリー口座であればどの通貨ペアで取引してもマイナススワップは発生しないため、損失機会を回避することが可能です。
また、異なる事業者間で両建てをする場合、一方のスワップはプラス、もう一方のスワップはマイナスになるものです。
しかし、マイナスになるほうをスワップフリー口座にすれば、スワップポイントを受け取りつつ、マイナススワップを回避することができます。
- マイナススワップのリスク回避ができる
- 業者間の両建てが有利になる
スワップフリーのデメリット
スワップフリー口座は事業者間の両建てが有利になるというメリットがありますが、多くの事業者では口座間・事業者間の両建てを禁止しています。
事業者の利用規約を確認しないまま両建てをすると、規約違反になってしまうので注意しましょう。
- 規約違反を起こしやすい

海外FXのスワップフリー事業者ランキング
ここでは、スワップフリー口座のあるおすすめ海外FX事業者をご紹介します。
- Exness
- XMTrading
- FXGT
Exness
無制限レバレッジで知られるExnessは、通常のスワップフリーと優待スワップフリーの2つを提供しています。
通常のスワップフリーではCFD銘柄のみが対象ですが、優待スワップフリーになると幅広い銘柄のスワップがフリーとなります。
優待スワップフリーは業界トップレベルの内容となっているので、狙う価値は十分あります。
金融ライセンス |
|
設立 | 2008年 |
日本語サポート | ◯ |
最大レバレッジ | 無制限 |
最低入金額 | 設定なし (PRO口座は200USD) |
ロスカット水準 | 0% |
ゼロカット | ◯ |
ボーナス |
ー |
XMTrading
日本人に圧倒的な人気を誇るXMTradingも、スワップフリーに対応している事業者です。
XMTradingではスワップフリー専用口座「KIWAMI口座」があり、メジャー通貨を含む厳選された銘柄がスワップフリーとなっています。
KIWAMI口座の開設に条件はなく、誰でもスワップフリーで取引できます。
特に、マイナススワップが高いドル円ペアをスワップフリーで取引できる点が大きな魅力と言えるでしょう。
金融ライセンス |
|
設立 | 2009年 |
日本語サポート | ◯ |
最大レバレッジ | 1000倍 |
最低入金額 | 500円 |
ロスカット水準 | 20% |
ゼロカット | ◯ |
ボーナス |
|
FXGT
口座タイプの豊富さとユニークなボーナスキャンペーンが大きな特徴で、口座開設後も定期的にボーナスを獲得することが可能です。
仮想通貨取引も可能なFXGTでは、為替ペアに加え貴金属、エネルギー、株価指数もスワップフリーの対象です。
また、FXGTではさまざまな金融商品を組み合わせた「シンセティック暗号資産」を提供しており、他のFX事業者では取引できない内容となっています。
金融ライセンス |
|
設立 | 2019年 |
日本語サポート | ◯ |
最大レバレッジ | 1000倍 |
最低入金額 |
1,000円 |
ロスカット水準 | 20% |
ゼロカット | ◯ |
ボーナス |
|
海外FXのスワップフリーの禁止事項
海外FX事業者のスワップフリーでは、禁止事項を設けている事業者も多いので注意が必要です。
- 複数口座・異業者間の両建ては禁止
- 複数口座・異業者間の両建てが禁止されていない事業者
複数口座・異業者間の両建ては禁止
海外FXでは、複数の口座間および異なる事業者間の両建てを禁止しているところが多いです。
ほとんどの場合、両建てができるのは同一口座内のみなので、両建てをする場合は事前によく確認してから行う必要があります。
なお、知らずに禁止取引をしてしまうと利益の没収や、口座凍結になることがあるので注意しましょう。
複数口座・異業者間の両建てが禁止されていない事業者
口座間および事業者間の両建てが禁止されていない事業者は、Exnessのみです。
ただし、Exness側が公認でも、もう一方の事業者が両建てを禁止しているケースがあります。
そのため、事業者間の両建てをする場合は、もう一方の事業者も両建てを公認しているところを選ばなければなりません。

海外FXのスワップフリー まとめ
海外FXにはスワップフリーシステムがあり、マイナススワップの損失を気にせず取引することができます。
ただし、スワップポイントが付与されないため利息が得られないほか、対象通貨が限られている、規約違反になりやすいといったデメリットもあるので注意が必要です。
海外FXのスワップフリーを利用する場合は、取引したい通貨ペアがスワップフリーの対象になっている事業者を選び、利用規約を確認したうえで利用するようにしましょう。
- スワップフリーとはスワップが付与されないこと
- マイナススワップを気にせず取引できる
- 事業者間の両建てが有利になる
- ただし、事業者間の両建てを禁止している事業者は多い
- 対象銘柄や条件は海外FX事業者によって異なる