現在、BitMEXは日本居住者からのアクセスを制限しているため、新規口座開設ができません。また既存ユーザーにおいても、新規注文およびポジションの拡大ができませんのでご注意ください。
VPNやプロキシを使用すればBitMEXを利用することは可能ですが、セキュリティや出金拒否のリスクがあるため、とても安全とはいえません。
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評価項目 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 |
レバレッジ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
スプレッド | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
手数料 | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
サーバー | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
日本語対応 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
★★★★☆ |
なんてお考えではありませんか?
仮想通貨FXの取引には、損失を拡大させないための「ロスカット」という仕組みがあります。
そう聞くと一見安全な仕組みのようにも思えますが、ロスカットになるとポジションが強制的に決済されてしまうため、狙ったトレードができなくなってしまうのです。
また、ロスカットのルールは取引所によって異なるため、利用する取引所のルールをしっかりと確認することが重要です。
そこで今回は、BitMEXにおけるロスカットのルールや計算方法、ロスカットを回避する方法などをわかりやすく解説していこうと思います。
見落としがちな注意点についてもまとめているので、この記事を読めばBitMEXのロスカットをしっかりと理解することができるでしょう。
- ロスカットとは、損失を拡大させないための仕組みのこと
- BitMEXでは通貨ペアごとにロスカットの基準値が異なる
- とはいえ、損益計算ツールがあるので誰でも簡単にロスカット値を確認できる
- BitMEXのロスカットを回避する方法は「損切り」「証拠金の追加」「クロスマージン」
- 取引の際はFunding手数料にも注意!
- BitMEXは追証なしのゼロカットシステムが採用されているため、初心者でも安心して取引できる
目次
ロスカットとは?
ロスカットとは、損失を拡大させないための仕組みのことをいいます。
仮想通貨FXでは、最初に証拠金を預けることで「買い」「売り」の両方の取引が可能になるほか、レバレッジをかければ元手以上の資金を動かすことも可能です。
ロスカットは、この証拠金に対して損失が一定水準以上になった際に発生し、ポジションを強制的に終了させることで損失が大きくなることを防ぎます。
しかし、強制終了となったポジションを復活させることはできません。
そのため、ロスカット後に値上がりしたとしても利益にならず、思い通りのトレードができない可能性もあるのです。
また、急な価格変動にロスカットが追いつかなかった場合は、証拠金を上回る損失が発生することもあり得ます。
つまり、ロスカットにはメリットとデメリットの両方があるのです。
BitMEX(ビットメックス)のロスカット
ロスカットになるタイミングは各取引所によって異なります。
BitMEXでは、以下のタイミングでロスカットが発生する仕組みです。
シンボル | 最小リスク制限 | ステップ | 最小維持証拠金 | 最小当初証拠金 |
XRPM20 | 50XBT | 50XBT | 2.50% | 5.00% |
BCHM20 | 50XBT | 50XBT | 2.50% | 5.00% |
ADAM20 | 50XBT | 50XBT | 2.50% | 5.00% |
EOSM20 | 50XBT | 50XBT | 2.50% | 5.00% |
TRXM20 | 50XBT | 50XBT | 2.50% | 5.00% |
XRPUSD | 50XBT | 50XBT | 1.00% | 2.00% |
XBTUSD | 200XBT | 100XBT | 0.50% | 1.00% |
XBTM20 | 50XBT | 50XBT | 0.50% | 1.00% |
XBTU20 | 50XBT | 50XBT | 0.50% | 1.00% |
ETHUSD | 50XBT | 50XBT | 1.00% | 2.00% |
ETHM20 | 50XBT | 50XBT | 1.00% | 2.00% |
LTCM20 | 50XBT | 50XBT | 1.50% | 3.00% |
たとえば、証拠金1XBTに100倍のレバレッジを利用したとしましょう。
この場合、0.5%×100=50%がロスカット率となり、証拠金が0.5XBTになった時点でロスカットになります。
追証なし
追証とは、損失が一定水準以上になった場合に請求される追加証拠金のことです。
BitMEXでは追証がないため、万が一損失が大きくなってしまった場合でも、追加で証拠金を請求されることはありません。
つまり、最初に預ける証拠金以外のコストはかからないということです。
ゼロカットシステム採用
ゼロカットシステムとは、急な価格変動にロスカットが追いつかず証拠金がマイナスになってしまった場合に、取引所側で相殺するというシステムです。
BitMEXではゼロカットシステムを採用しているため、ロスカットの際に万が一証拠金がマイナスになってしまっても、その分を請求される心配がありません。
そのため、初心者でも安心して取引することができるのです。
BitMEX(ビットメックス)のロスカット計算
BitMEXでは通貨ペアごとにロスカットの基準値が決まっているため、「計算がめんどう…」と思う人も多いことでしょう。
しかし、BitMEXには損益計算ツールがあるので、ロスカットのタイミングはもちろん、利確するタイミングなども手軽に計算することが可能です。
- 利益/損失
- 目標価格
- 精算価格
利益/損失
BitMEXの損益計算ツールは、取引画面の左上にある電卓マークをクリックすれば使用することができます。
こちらが利益/損失の計算画面です。
画面上部でロングもしくはショートを選択し、数量には取引したい数量を入力します。
また、参入価格にはポジションのレート、出口価格には決済するレート、レバレッジには利用するレバレッジを設定します。
すると、画面右側に自動計算されたパーセンテージが表示され、利益や損失がどのくらい発生するのかを確認することが可能です。
目標価格
目標価格の画面では、利益と損失を自動で計算することができます。
画面上部でロングもしくはショートを選択し、レバレッジには利用するレバレッジを、参入価格にはポジションのレートを入力します。
その下のROE%は利益率です。
これらを入力すれば、画面右側に利益と損失が自動で反映されます。
精算価格
精算価格画面では、ロスカットになる価格を自動で計算することが可能です。
画面上部でロングとショート、分離マージンとクロスマージンを切り替えます。
あとは、数量と参入価格を入力すれば、画面右側に精算価格が表示されます。
また、クロスマージンを選択している場合は「ウォレット」に残高を、分離マージンを選択している場合は「レバレッジ」を入力してください。
BitMEX(ビットメックス)のロスカットを回避する3つの方法
BitMEXでは、自分のロスカットのタイミングを手軽に知ることができます。
しかし、効率的に取引をするにはロスカットにならないことが大切です。
ここでは、BitMEXのロスカットを回避する方法についてご紹介しましょう。
- 損切りする
- 証拠金の追加入金
- クロスマージンの活用
1.損切りする
ロスカットを回避するためには、損失を大きくしないことが重要になります。
そのため、ロスカットになる前に自分で損切りをしたり、ロスカットの基準値よりも高い位置に決済注文を入れておいたりするのがおすすめです。
これにより、ロスカット前に決済ができ、ポジションを持ち続けることができます。
2.証拠金の追加入金
BitMEXに追証はありませんが、ロスカットは証拠金に対する損失で計算されるため、証拠金を増やせばロスカットのタイミングをその分遅らせることが可能です。
3.クロスマージンの活用
BitMEXでは、レバレッジ設定にクロスマージンが利用できます。
クロスマージンとは、口座にある全資金を証拠金として扱う仕組みのことで、証拠金が多い状態、つまり、ロスカットになりにくい状態で取引することが可能です。
ただし、万が一ロスカットになった場合は口座にある全財産を失うことになるため、初心者にはあまりおすすめできません。
Funding手数料には要注意!
Funding手数料とは、ポジションを保有することで発生する手数料のことです。
BitMEXでは、日本時間の5時、13時、21時にFunding手数料が発生する仕組みになっており、この直前にポジションを持つと手数料がかかってしまいます。
そのため、無駄なコストを抑えるためにも、ポジションを保有するタイミングや期間に注意しながら取引するようにしましょう。
BitMEX(ビットメックス)の手数料とFundingでの稼ぎ方BitMEX(ビットメックス)のロスカットまとめ
BitMEXでは、取引する通貨ペアによってロスカットの基準値が異なります。
しかし、損益計算ツールが利用できるので、ロスカットの計算がよくわからない人でも手軽にロスカット値を確認することが可能です。
また、追証がないほか、ゼロカットシステムを採用しているため、仮想通貨FXに慣れていない初心者も安心して取引を楽しむことができます。
レバレッジを利用すればより効率的が取引ができるため、気になる人はぜひBitMEXで仮想通貨FXデビューをしてみましょう!
- ロスカットは損失を最小限に抑えるためのシステム
- BitMEXは追証なし+ゼロカットシステムで安心
- ただし、ロスカットになるとポジションが強制的に決済されてしまうため、ロスカットにならないことが大切
- BitMEXには損益計算ツールがあるため、誰でも手軽にロスカット値を確認できる
- BitMEXのロスカットを回避する方法は「損切り」「証拠金の追加」「クロスマージン」
- コストを抑えるにはFunding手数料にも注意!