なんてお考えではありませんか?
海外FXではほどんどの事業者が変動制スプレッドを採用しており、スプレッドの広さも業者によってさまざまです。
スプレッドは狭いほど取引コストが抑えられ、利益が出やすくなります。
そのため、海外FX事業者を選ぶうえで重要なポイントになるといえるでしょう。
そこで今回は、海外FXのスプレッド比較ランキングと国内FXとの違い、海外FXスプレッドの注意点などについて解説します。
この記事を読めば、海外FXのスプレッドを120%理解することができますよ!
- 海外FX事業者の多くは変動制スプレッド・NDD方式を採用
- ボーナスが豪華・ハイレバレッジの海外FX事業者はスプレッドが広い
- 低スプレッド口座はスリッページに注意
- 海外FX事業者によってはECN口座の初回入金額が高額
- スプレッドの比較では、取引方式・通貨ペア・約定力の確認も大切
- 国内FXのほうがスプレッドが狭いが、不正操作が行われるリスクやスリッページが起こりやすいというデメリットがある
目次
海外FXのスプレッドとは
スプレッドとは、売値と買値の差額のことをいいます。
売値と買値の差額が狭いほど取引コストを抑えられ、利益が出やすくなる仕組みです。
スプレッドは海外FX事業者の収入源となるため、ボーナスキャンペーンが少なかったり、レバレッジが低かったりする事業者ほど狭い傾向があります。
逆に、ボーナスキャンペーンが豪華だったり、レバレッジが高かったりする事業者はスプレッドが広い傾向があるので注意しましょう。
事業者の特徴 | スプレッド |
|
広い |
|
狭い |
【最新】海外FXのスプレッド比較ランキング
ここでは、数ある海外FX事業者のなかでも特にスプレッドの狭い事業者をランキングでご紹介します。
- Exness
- XMTrading
- iFOREX
- FXGT
- AXIORY
- TitanFX
- BigBoss
1位:Exness
Exnessは、海外FX業界最狭のスプレッドが魅力の事業者です。
そのほかにも、レバレッジ無制限(実質21億倍)やゼロカット水準0%、両建て・スキャルピングOKなど、ユーザーにとって有利な取引条件が揃っています。
なかでもロースプレッド口座、ゼロ口座、プロ口座はスプレッドがかなり狭くなっています。
スプレッド | ドル円:0.7pips ユーロ円:1.2pips ポンドドル:0.7pips |
ボーナス | なし |
最大レバレッジ | 無制限 (実質21億倍) |
最小取引単位 | 1,000通貨 |
2位:XM Trading
XMTradingは、日本人トレーダーのシェア率No. 1を誇る海外FX事業者です。
なかでもKIWAMI極口座はスプレッドが狭く、初心者をはじめ全てのトレーダーにおすすめの口座となっています。
また、XMTradingはスプレッドが狭いにも関わらず、ボーナスキャンペーンの内容も豪華なのが大きな魅力です。
スプレッド | ドル円:0.6~0.7pips ユーロ円:0.9~1.0pips ポンドドル:0.6pips |
ボーナス | 口座開設ボーナス:13,000円 入金ボーナス:100%ボーナス+20%ボーナス |
最大レバレッジ | 1000倍 |
最小取引単位 | 10通貨 |
3位:iFOREX
iFOREXは口座タイプが1種類のみとなりますが、低スプレッド&取引手数料無料でトレードすることができます。
また、XMと同様に低スプレッドにも関わらずボーナスキャンペーンも豪華で、とにかくお得にトレードしたい人におすすめです。
ただし、プラットフォームは独自のFXnetViewのみで、MT4/MT5には対応していません。
スプレッド | ドル円:0.7~0.8pips ユーロ円:0.9~1.2pips ポンドドル:1.1~1.4pips |
ボーナス | 口座開設ボーナス:5,000円 入金ボーナス:100%初回入金ボーナス 25%入金ボーナス |
最大レバレッジ | 400倍 |
最小取引単位 | 750通貨 |
4位:FXGT
FXGTは低スプレッドかつ少額でトレードができる海外FX事業者です。
FXGTのプロ口座はわずか5ドルからトレードを始められ、一部の通貨においてはXMよりも狭く設定されています。
そのため、取引する通貨ペアによって事業者を使い分けるのも良いでしょう。
また、取引手数料も無料なので、スプレッド以外のコストもかかりません。
スプレッド | ドル円:0.9 ユーロ円:0.9 ポンドドル:1.4pips |
ボーナス | 口座開設ボーナス:15,000円 入金ボーナス:100%ウェルカムボーナス 2回目入金ボーナス |
最大レバレッジ | 1000倍 |
最小取引単位 | 10通貨 |
5位:AXIORY
AXIORYはドル円のスプレッドが非常に狭い海外FX事業者です。
そのほか安全性の高さ、約定率99.9%などの特徴も持ち合わせており、ドル円のスキャルピングをしたい人に最適といえます。
通貨ペアの数や最大レバレッジはやや低水準となっていますが、全体的なスペックとしてはバランスが良いでしょう。
スプレッド | ドル円:0.1~0.4pips ユーロ円:0.2~0.8pips ポンドドル:0.9~1.0pips |
ボーナス | 入金ボーナス |
最大レバレッジ | 400倍 |
最小取引単位 | 1,000通貨 |
6位:TitanFX
TitanFXは、低スプレッドで最大500倍のハイレバレッジトレードができる海外FX事業者です。
ロスカット水準も20%以下となっているため、含み損に耐え、反動による利益を狙いやすいといえます。
また、独自ツールである「TitanFXウェブトレーダー」が使いやすいと好評です。
スプレッド | ドル円:0.0~0.6pips ユーロ円:0.2~1.0pips ポンドドル:1.2~1.3pips |
ボーナス | なし |
最大レバレッジ | 500倍 |
最小取引単位 | 1,000通貨 |
7位:BigBoss
BigBossは、低スプレッド + 最大1,111倍のハイレバレッジ + お得なボーナスキャンペーンと、多くのメリットが得られます。
ドル円のスプレッドが特に狭くなっているため、ドル円でトレードする人にとっては非常に魅力的な事業者だといえるでしょう。
スプレッド | ドル円:0.7pips ユーロ円:1.2pips ポンドドル:0.7pips |
ボーナス | 口座開設ボーナス 入金ボーナス |
最大レバレッジ | 1,111倍 |
最小取引単位 | 1,000通貨 |
海外FXと国内FXのスプレッドの違い
海外FX事業者と国内FX事業者のスプレッドには、以下のような違いがあります。
- スプレッドの単位
- スプレッドの仕組み
- 口座タイプ
スプレッドの単位
海外FX事業者のスプレッドでは「pips」という単位が使われるのに対し、国内FX事業者のスプレッドは「銭」が使われます。
「銭」は日本円ペアに、pipsはそれ以外の通貨ペアに用いられるのが一般的です。
また、1円は100銭、100銭は100pipsと換算します。
1円 = 100銭 = 100pips
単位 | 海外FX事業者 | 国内FX事業者 |
1円 | 100 pips | 100銭 |
0.1円 | 10 pips | 10銭 |
0.01円 | 1 pips | 1銭 |
スプレッドの仕組み
海外FX事業者では変動制スプレッドを採用しているところが多く、為替の状況に応じてスプレッドの数値が変わります。
一方、国内FX事業者の多くは固定制スプレッドを採用しており、スプレッドの数値も一定です。
どちらにもメリット・デメリットがあるため、どちらが良いというものではありません。
しかし、固定制スプレッドは比較的広めに設定されているため、状況によっては海外FX事業者のほうが狭いスプレッドで取引することが可能です。
口座タイプ
海外FX事業者には複数の口座タイプがあり、大きく分けて「STP口座」と「ECN口座」があります。
一般的にECN口座は中級〜上級者向けとされていて、スプレッドが狭く設定されている代わりに、取引手数料が発生したり、ボーナス対象外になったりします。
そのため、FXの経験値やトレード手法などによって使い分けるのがおすすめです。
一方、国内FX事業者の口座タイプは基本的に1つのみとなっています。
海外FX事業者のスプレッドを比較する際のポイント
海外FX事業者のスプレッドを比較する際は、以下の点を意識するのがおすすめです。
- DD方式とNDD方式
- 取引する通貨ペア
- 約定率
DD方式とNDD方式
DD方式とは、トレーダーと市場の間に海外FX事業者が入り、間接的な取引をする方式です。
間に事業者が入ることで、何らかの不正操作が行われるリスクがあります。
必ず不正が行われるわけではありませんが、透明性がないためリスクは高いといえるでしょう。
これに対し、トレーダーを市場で直接取引をするのがNDD方式です。
間に事業者が入らないため、不正操作のリスクがありません。
海外FX事業者のほとんどはNDD方式を採用していますが、なかにはDD方式を採用しているところもあるので注意しましょう。
取引する通貨ペア
スプレッドは事業者や口座タイプだけでなく、通貨ペアによっても異なります。
スプレッドが狭い事業者や口座タイプを選択しても、自分が取引したい通貨ペアのスプレッドが広ければ意味がありません。
そのためスプレッドを比較する際は、自分が取引したい通貨ペアを基準に比較するようにしましょう。
約定率
スプレッドが狭くても、約定率が低いと自分のタイミングで決済できないため、結果として利益が出にくくなってしまいます。
頻繁にスリッページが発生すれば、利益が出にくいだけでなく、損失が膨らんでしまう可能性もあるでしょう。
そのため、スプレッドだけではなく、約定力の高さも考慮したうえで海外FX事業者を比較するのがおすすめです。
海外FXのスプレッドが広がる時間帯
スプレッドは常に変動しており、特に日本時間の早朝(5時から8時)はスプレッドが広がりやすい傾向にあります。
これは、マーケット参加者が少なくなり、流動制が低くなるためです。
クリスマスや年末年始などもマーケット参加者が少なくなるため、スプレッドが広がりやすいといえます。
また、経済指標の発表前後や要人発言、唐突なイベント時などもスプレッドが広がるので注意しましょう。
海外FXのスプレッドの注意点
海外FXで効率的に利益を出すにはスプレッドが狭いほうが有利ですが、以下の点には注意が必要です。
- ボーナスが豪華な事業者はスプレッドが広い
- 低スプレッド口座はスリッページが発生する可能性がある
- ECN口座は初回入金額が高めに設定されている
ボーナスが豪華な事業者はスプレッドが広い
海外FX事業者はボーナスキャンペーンを実施しているところが多いですが、ボーナスキャンペーンを実施すれば当然コストがかかります。
そのため、ボーナスキャンペーンのコストを補うためにスプレッドが広めに設定されているのです。
「ボーナスキャンペーンが豪華ならスプレッドが多少広くても仕方がない」と考える人も多いですが、継続的にトレードを行うのであれば、スプレッドの広さを優先的に考えるのが得策でしょう。
低スプレッド口座はスリッページが発生する可能性がある
スリッページとは、注文時のレートと実際に約定した時のレートに差額が生じることで、「注文が滑る」という言い方もします。
スリッページは約定力の低いFX事業者で起こりやすく、DD方式を採用しているケースがほとんどです。
特にスキャルピングトレードでは、スリッページが発生すると損益が大きく変わってしまうため注意しましょう。
ECN口座は初回入金額が高めに設定されている
海外FX事業者の低スプレッド口座は中級〜上級者向けとなっており、初回入金額が高めなことが多いです。
初回入金額とは口座開設後の初回入金金額のことで、一部のECN口座では100万円以上の高額入金が必要だったりします。
少額から取引を始めたい場合は、初回入金額も確認したうえで口座タイプを選択するようにしましょう。
【初回入金額が高めに設定されているECN口座】
海外FX事業者 (口座タイプ) |
初回入金額 |
easyMarkets (VIP口座) |
100万円以上 |
TradersTrast (VIP口座) |
200万円以上 |
AceForex (VIP口座) |
550万円以上 |
海外FXのスプレッドに関するよくある質問
ここでは、海外FXのスプレッドに関するよくある質問をまとめてみました。
- スプレッドゼロの海外FX事業者はありますか?
- 固定スプレッドと変動スプレッドはどっちがいいですか?
- ゴールドのスプレッドが狭い海外FX事業者はどこですか?
- 「スリッページ」とは何ですか?
- 海外FXのスプレッドが広いのはなぜですか?
Q1. スプレッドゼロの海外FX事業者はありますか?
A:最スプレッドが「ゼロ〜」となる海外FX事業者は複数あります。
以下の海外FX事業者では、ECN口座の最小スプレッドが「ゼロ〜」となっています。
- XMTrading(ゼロ口座)
- FXGT(ゼロ口座)
- TitanFX(ブレード口座)
Q2. 固定スプレッドと変動スプレッドはどっちがいいですか?
A:どちらにもメリット・デメリットがあります。
固定スプレッドと変動スプレッドのメリット・デメリットは以下です。
【固定スプレッド】
メリット | 時間帯と流動性に関係なく同じスプレッドでトレードできる |
デメリット | 流動性が低いときにリクオートと約定拒否が起こる可能性がある |
【変動スプレッド】
メリット | 流動性が高いときにスプレッドが狭くなる |
デメリット | 流動性が低いときにスプレッドが広がりやすくなる |
Q3. ゴールドのスプレッドが狭い海外FX事業者はどこですか?
A:XMTrading、ThreeTrader、Exnessなどがおすすめです。
以下は、ゴールドのスプレッドが狭い海外FX事業者と口座タイプになります。
海外FX事業者 (口座タイプ) |
平均スプレッド |
XMTrading | 1.1pips |
ThreeTrade | 1.4pips |
Exness | 1.4pips |
Q4. 「スリッページ」とは何ですか?
A:スリッページとは、注文時のレートと実際に約定した時のレートに差額が生じることを言います。
スリッページは、発注した注文がFX会社のサーバーに到達(約定)するまでの間にレートが変わってしまった場合に発生します。
発注から約定までの時間はわずかですが、相場は常に変動しているため、レートが動いてしまうことも少なくありません。
Q5. 海外FXのスプレッドが広いのはなぜですか?
A:多くの海外FXではNDD方式を採用しているため、スプレッドが広めに設定されています。
NDD方式ではトレーダーと市場が直接取引をするため、海外FX事業者の利益はスプレッドのみとなります。
そのため、スプレッドを広めに設定して利益を確保しているのです。
一方、スプレッドの狭いDD方式では不正操作が行われるリスクがあるほか、スリッページが起こりやすいというデメリットもあります。
海外FXのスプレッド まとめ
海外FXでは変動制スプレッドやNDD方式を採用しているところが多いため、国内FXに比べてスプレッドが広めとなっています。
とはいえ、海外FX事業者には複数の口座タイプがあり、低スプレッド口座を選択することも可能です。
また、事業者によってはかなりスプレッドが狭く設定されているため、低スプレッドかつスリッページが起こりにくい環境でトレードすることができます。
海外FXの取引環境はスキャルピングにも最適なので、ぜひこの機会に海外F事業者でトレードを始めてみてはいかがでしょうか。
- 海外FX事業者の多くは変動制スプレッド・NDD方式を採用
- ボーナスが豪華・ハイレバレッジの海外FX事業者はスプレッドが広い
- 低スプレッド口座はスリッページに注意
- 海外FX事業者によってはECN口座の初回入金額が高額
- スプレッドの比較では、取引方式・通貨ペア・約定力の確認も大切
- 国内FXのほうがスプレッドが狭いが、不正操作が行われるリスクやスリッページが起こりやすいというデメリットがある